漠然と生き続けてはや21年なのだそうでございます。日常がインターネットと同質化しており、冷笑と誇大の2大欺瞞にお酒でもって孤独をごまかしながら、生からも死からも逃避を続ける日々です。

旅だけが唯一の趣味といって相違ありません。趣味であるどころか、この天涯孤独な人生において唯一「生」を委ねられるものです。やること為すことが全て旅に通じています。アイデンティティがそこにあります。ゆえに、旅から強制的に隔離される環境下で全く奮うことができません。依存症というやつです。

ここまでお読みになった方には、この文において「孤独」というワードが変に強調されていることにお気づきになるかもしれません。そう、一番の問題点は私があまりに「孤独」なことなのです。それは私も理解しているつもりですし、何度かその脱出から試みているつもりでもありました。しかしそれらは悉く失敗し、下向きな精神のままドロップアウトを続けています。

なぜ?と自問自答をすると、やはり私が超が付くほど内向的な性格になっていることが要因です。この性格の形成原因を考えると、幼少期からの家庭環境や、高校で適応障害を起こして退学したことが私の心の中でトラウマとして大きく影響をしていることが1つ。また高校を中退しているため、16歳から18歳の間は日常的な人間関係の一切から遮断されてしまったということも無視できません。かくしてトラウマという下地で足元もおぼつかない自己愛が、青年期の荒波に触れることも揉まれることも許されずに歪んだまま時を経て、受験を突破して大学生になったころには僻みに満ちた障害とも言うべきパーソナリティになってしまっていた、というのが大筋になります。

最近になってようやく、精神科に加えてカウンセリングという選択肢が理解できるようになってきたくらいで、依然として回復という感じではありません。未だに鬱病由来の希死念慮や諦念に体を乗っ取られることが日常茶飯事です。ここまで酷い状況なので、旅というコンテンツがたまたま自分の気が引いてくれなかったら、本当にどうなっていたことやら。ただし、皮肉なことにも、交際に関わる労力の一切を旅につぎ込んだおかげで、旅に関してはかなり場数も理解も深めることができています。おかげさまで同人誌も発行し、自分が持つ趣味の領域を発信に生かすことも叶いつつあります。

さて、一方的に開けて追憶の余地なきこのインターネットの海では、いかにして自らのコンテンツをブランド化するかというのには皆々頭を悩ませていることかと思います。拡散も承認も手っ取り早く取れるのがTwitterなのですが、どうもあの経営者のせいでサービス自体の将来性が不安定です。そして、保存には一切向いていません。これが致命的です。かといって同人誌では出版者も消費者もコストが重く、気軽に切れる手段ではありません。そうして行きついたのがこのnotionでした。SNS的な明快なインターフェースとホームページの網羅性がいいとこどりで、何をするにも便利そうでした。あまりに便利すぎてなかなか使いこなすのには手がかかりそうですが…...。

ともかく、このnotionを用いて旅に関する自らのコンテンツを総覧できるようにしていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

2025年1月26日 ky24